帝王切開の傷跡をきれいに治す方法(2)

産後半年以上経ってしまって「もうテーピングは効果がなさそう」という方もあきらめないで。半年以降でもできる、帝王切開の傷跡をきれいに治す方法をご紹介します。

シリコン素材のシートを貼る(圧迫療法)

傷の上にシリコンシートを貼り、圧力を加えて徐々に傷の盛り上がりや赤みを少なくしていく方法です。この治療は傷が盛り上がる力が衰える、産後半年以降に始めたほうが効果があるでしょう。
シリコンシートには以下のようなものがあります。

spacer.gifクリニセル

spacer.gifトリポロン

エフシート

Mサイズ:14×7cm 1枚入り ■定価 \16,800
Sサイズ:7×7cm 1枚入り ■定価 \12,600
クリニセルの姉妹品。ハサミで切ることが可能です。
サイズ:12×6cm 2枚入り ■定価 \7,400 ※1枚入りもあります。
サイズ:10×7cm 1枚入り ■定価 \7,400
※2.5×15cm 2枚入りもあります。

帝王切開の傷跡の大きさには個人差がありますので、大きさにあったシートを選ぶといいでしょう。
なお、シートタイプの他に、ジェル状のシリコン(ケロコート、ダーマコート等)もあります。ジェルなので圧迫する力は期待できませんが、シートが貼りにくい・ずれやすいといった悩みをお持ちの方にはおすすめです。

形成外科を受診する

上で紹介した二つの方法は自分でもできますが、もし可能であれば形成外科を受診して専門医からテーピングや圧迫療法の指導を受けるといいでしょう。傷に痛み・かゆみがある場合も形成外科を受診することをおすすめします。

形成外科での主な治療方法は、貼り薬(ドレニゾンテープなどのステロイド含有テープ)、内服薬(リザベン)、塗り薬(ヒルドイド軟膏やステロイド含有軟膏)などの薬物療法や、上で紹介したシリコンなどを使った圧迫療法、局所注射、レーザー治療などがあります。薬物療法も上でご紹介した圧迫療法と同じように即効性はなく長期的なケアが必要となります。

症状がひどい場合には、帝王切開によってできたミミズ腫れの部分を切除する手術を行い、もう一度きれいに縫い直す方法もあります。産科では「赤ちゃんを無事に出産させること」が第一ですので、どうしても切開後の傷の処置は二の次になりがちです。また、形成外科と産科では傷の処置の方法も異なります。形成外科では傷をきれいに治すことを第一としていますので、もう一度形成外科で縫い直してもらうのもひとつの方法です。

また、現在双子妊娠中の人は、出産予定の病院に形成外科があるならば事前に産婦人科の先生から形成外科の先生を紹介してもらうといいでしょう。事前に形成外科にかかっておくことで、入院中から術後の傷跡についての治療がすぐに始められるからです。また、もし日程や条件が合うようであれば、帝王切開での皮膚の縫合を形成外科の先生にお願いできる病院もあるようです。

次回の帝王切開のときにきれいにする

産後何年も経ってしまってから傷をきれいに治す方法を知った方もいるでしょう。もし、次回の出産予定があればそのときがチャンスです。ケロイド部分を削ってから縫い合わせてもらうようにお願いしておきましょう。体質によってはまたケロイド状になってしまうかもしれませんが、今度は産後すぐから傷跡のケアをがんばってみましょう。前回、形成外科にかかっていなかったならば、次回は事前に形成外科にも相談しておくと安心です。


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