双子を帝王切開した人に多い悩みが、おなかの傷跡。
通常、傷は半年から一年で落ち着くようですが、体質によってはミミズ腫れやケロイド状になる人も。
双子育児で何かと自分のことは後回しになりがちですが、できればきれいに治したい!と思う人も多いのでは?
ここでは傷跡のしくみや、傷跡を目立たなくする方法をご紹介します。
肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)とは?
帝王切開から数ヵ月経つと傷跡がだんたんと赤くなって盛り上がってくることがあります。これは、ケロイドもしくは肥厚性瘢痕と考えられます。これらを判別するのは素人では難しいのですが、ケロイドは自然治癒しないのに対し、肥厚性瘢痕は長期的には自然治癒する傾向があります。大半の人はこの肥厚性瘢痕であると考えられます。
手術によってできた傷が治る経過は以下のとおりです。
- 創面をふさごうと血液が凝固する。(24時間以内に表皮細胞結合)
- 受傷後3~4日。深い損傷部位では毛細血管がつながり繊維組織(繊維芽細胞)による修復が行なわれる。
- 瘢痕が出来上がる。
- 受傷後1~6ヶ月。 瘢痕組織がふくらみ肥厚性瘢痕となる。
- 6ヶ月をもって厚みは頂点に達し、数年かけて減じてゆく。
肥厚性瘢痕 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
これによると、手術直後から1,2ヶ月すると赤く盛り上がりますが、半年〜1年後には盛り上がりも落ち着き、数年後には傷跡は平らになり赤みも消えていきます。手術後半年の間でいかに傷跡の盛り上がりを小さく押さえられるかが傷跡を目立たなくさせるポイントといえるでしょう。
次に、傷跡を目立たなくするための方法をご紹介します。
テープで固定する(テーピング)
傷の幅の広がりを防ぐためにテープで固定する方法です。効果には個人差がありますが、だいたい産後すぐに始めて、3ヶ月〜半年くらいまで続けると効果があるようです。
- テープの貼り方は?
(左図は傷が縦の場合の貼り方です。)
傷に対して垂直に、間隔を開けてテープを何箇所か貼ります。- テープを貼るときのポイントは、
1.傷の両側から皮膚を寄せて貼る
2.傷跡が広がりやすい箇所は貼る間隔を狭くする
(傷が縦の場合は下の方、横の場合は中央) - 基本的にはずっと貼りっぱなしで、はがれたら貼り替えます。皮膚の弱い方はテープによる接触性皮膚炎をまれに起こすことがありますので、その際は2,3日貼るのをお休みしましょう。
- 使用するテープは?
- 入院中は「ステリストリップ」と呼ばれるテープで固定することが多いです。これは病院の売店などで購入できますので、これから出産される方は病院で確認しておくといいでしょう。すでに出産された方はネットでも購入することができますので探してみてはいかがでしょうか?。...ステリストリップをネットで探す
- 手に入りにくい場合はサージカルテープなどでも代用できます。3M社のマイクロポア(薬局では「ネクスケア」)やシルキーポアなどいろいろな種類があります。素材も紙や不織布、プラスティックなどありますので、肌に合ったものを選びましょう。
>> 産後半年以上経ってしまった方は >>
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